原材料高騰に効く!ボリューム感アップと廃棄ロス対策! in マリンフーズ・双日食料合同展示商談会
「NEXT STAGE -共創-」をテーマに開催された同展示会は、大阪・東京の両会場で大変な盛況でした。本記事では、鈴茂器工が提案した具体的なソリューションについてご報告します。(以下敬称略)

鈴茂器工ブースでは、マリンフーズの高品質なネタと、エフピコの容器を活用し、おむすび・お寿司のサンプルをご用意しました。これらを活用したご提案は、まさに「お客様の課題解決」に直結するもので、多くの方の心を引き付けました。
その中でも特に反響が大きかった、原材料高騰対策の提案をご紹介します。

①原材料高騰対策を兼ねた新提案!のり巻き断面の「魅せ方」改革
新型のり巻きカッターSVC-ATDが新発売!こちらが原材料高騰対策として大活躍しております!

原材料高騰対策提案の核は、8貫切が主流だったのり巻きを「9貫切」や「10貫切」に変更することです。これにより、より多くの断面を見せることが可能になります。
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◎1本あたりの原料使用量を抑えつつパック内の断面が増えることで、見た目がより華やかに。
◎1貫のサイズがコンパクトになり食べやすくなります。
このご提案は、マリンフーズのネタとエフピコの容器を組み合わせているため、現場で即座に実行に移せる現実的な提案として、大変ご好評をいただきました。
9貫切や10貫切は全国で反響をいただいており、西日本と東日本で響く売り方の違いも見えてきています。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

左から、8貫、9貫、10貫切パック。同じ材料、分量でも見た目にこんなに差が!
さらに、新型のり巻きカッターは、現場の負担軽減と衛生管理に大きく貢献します。
【テーブル自動降下機能】
のり巻きをカットした後、製品を取り出すだけでテーブルが自動降下します(ボタン操作は不要)。この「ひと手間」が解消されることは、現場の皆様に大変喜ばれています。実際、従来機をお使いのお客様からも、「この機能を待っていた!」と大変ご好評をいただいています。
動画:テーブルが自動で降下!従来機ATC vs 新型機ATD
【刃枠の軽量化】
従来の刃枠は重さ2kgでしたが、新型では約半分の1.1kgに軽量化しました。これにより、刃枠の持ち運びや交換作業が楽になります。
また、刃先ガード板にはマグネットを採用したことで、ワンタッチで簡単に取り外し、装着が可能に。取り外した刃枠はガード板とそのまま洗浄機に入れられるため、洗浄・交換の工程が劇的に簡素化されました。
従来機をご利用のお客様からも、「この手軽さは作業効率向上に直結する」と、大変高い評価をいただきました。
②原材料高騰対策~寿司~
寿司製造の現場に置いて、「夕方の炊飯判断が難しい」という課題は多くの店舗が抱える共通の悩みです。
販売チャンスロスは逃せませんが、過剰に炊飯すれば廃棄ロスに繋がります。しかし、いざ足りなくなったらご飯が炊けるのはおよそ一時間後。閉店間際になればなるほど、経験が長い方ではないと正確な炊飯判断は困難です。
新型寿司ロボットSSN-KTAにはオプションで残量検知機能を搭載することができます。シャリホッパー内の残量を自動で計測し、「あと何貫製造できるか」を表示します。これにより、勘や経験に頼らずに正確な炊飯判断が可能になります。ご覧いただいたお客様からもお喜びの声をいただきました。
原材料の無駄(廃棄ロス)をなくし、販売機会も最大化する、ダブルの対策としてお役立ていただけます。
③寿司ロボット1台で同時に多種類の商品作り
新型寿司ロボットSSN-KTAの最大の特長は、「小売モード」「外食モード」「標準モード」の3つの運転モードを選択できることです。その中で、今回の展示会では主に小売りモードのご紹介をしました。小売りモードでは3パターンまでシャリ玉の設定をしておくことが可能です。
これにより、製造途中で「シャリ玉の重さ(例:18gと20g)」や「硬さ(例:硬めと柔らかめ)」の異なるパターンのシャリ玉を製造する場合も、画面を切り替えることなく連続で操作が可能となり、設定変更作業が簡素化しました。
寿司ロボットから海鮮丼用の酢飯を取り分けて使用している店舗があります。海鮮丼用にはシャリ玉をほぐして均す必要があるため、握り寿司として提供するシャリ玉よりも柔らかく設定しなければなりません。そのため、握り寿司の製造途中で画面を切り替えて設定変更をし、海鮮丼用の酢飯を取り分けたら再度握り寿司の設定に戻すという手間が発生していました。新型機では、既存機で必要だったシャリ玉の重さや硬さの設定変更作業を簡素化したので、お客様からは「これなら丼用に酢飯を取り分けて置いておく必要がなくなるね」と、オペレーション簡素化によるメリットを実感いただけました。

小売りモード画面。3パターンまで表示できます。前述の残量検知機能により、あと「200貫」製造できることもわかります。
また、新型機で特にご好評をいただいたのが、4言語対応の進化です。
従来の機種でも多言語対応はしていましたが、新型寿司ロボット SSN-KTA では、操作画面上で瞬時に言語を切り替えられるようになりました。
これにより、多国籍なスタッフが働く現場において、言葉の壁を感じさせないスムーズなオペレーションを実現します。日本語が苦手なスタッフも、自分の母国語で安心して機械を操作できるようになるため、「スタッフ教育の負担が減る」「誰でもすぐに扱える」と、現場の働きやすさに直結する改善点として高評価をいただきました。
また、分解組立動画や操作マニュアルが画面から閲覧できるようになりました。
今回ご紹介した以外にも、現場目線で実現した寿司ロボットの進化は多数ございます。
来場者様から高評価をいただいた新機能についてより詳しく知りたい方は、デモンストレーションやお見積もりについてお気軽にお問い合わせください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
こちらでは紹介しきれなかった新製品の詳細や展示した商品サンプルのレシピのご提案も可能です。デモンストレーションも承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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