コラム

熟練シェフがいなくても「本物のクオリティ」を。北米の日本食ビジネスの未来を支える、新生SICが始動

作成者: 投稿者|Jun 22, 2026 2:00:00 AM

 

近年、北米・東アジア・東南アジアを中心に、日本食市場は世界的に拡大を続けています。
特に欧米では、外食・小売業界における深刻な人手不足や人件費高騰を背景に、省人化・効率化へのニーズが急速に高まっています。

また、日本食が一時的な「ブーム」を越えて「日常食」へと変化する中で、「より高品質な寿司やおにぎりを、いつでも安定してお客様に届けたい」という声も増えています。

わたしたちSUZUMOでは、こうした世界各地の現場で奮闘される皆様の力になりたいと考えています。単に機械をお届けするだけでなく、グローバルに展開する小売業者様や外食事業者様の多様なニーズに寄り添い、共に課題を解決していくパートナーでありたい。その想いから、海外でのサポート体制の強化を進めてまいりました。 

特に市場の熱気と可能性に満ちた北米エリアにおいて、よりきめ細やかで、現地の皆様に寄り添ったサポートをお届けできるよう現地法人の体制強化を進め、このたび米国現地法人SUZUMO INTERNATIONAL CORPORATION(SIC)のオフィス移転・拡張を行いました。オフィスの総面積は従来の「2倍」となり、平屋となったことで営業とサービスとのコミュニケーション向上が期待でき、従業員増加に対応できるため、これまで以上に手厚く現地の皆様のビジネスを支える体制が整いました。 

 

▲スペースが従来比2倍となった新しいSICオフィス外観写真

 

 

1.北米で今、日本食ビジネスが大きく変化している

 単なる一時的なブームを越え、日々の暮らしに根ざした「日常食」へと深く定着しつつある北米の日本食市場。その勢いは、データにも表れています。

 

  出典:農林水産省ウェブサイト『海外における日本食レストランの概数(推移)(令和7年11月28日発表)』

 

農林水産省が発表した「海外における日本食レストランの概数(推移)」調査によると、北米における日本食レストラン数は2013年の約17,000店から大きく増加し続け、2025年には約29,400店にまで拡大しています。この10余年で市場は大きく伸長しており、今や大量生産や効率化、そしてさらなる「品質の向上」を求めるフェーズに入っています。

また、日本への旅行などを通じて「本場のクオリティ」を肌で知る現地のお客様が増えたことで、提供される寿司や米飯メニューの品質への期待も一段と高まっています。

 

「NRA2026」鈴茂器工ブースの様子

 

人件費が上昇している北米の事業者様からは、機械化による人件費の低減や導入後のオペレーションの相談が多くよせられています。

こうした市場の熱気は、直近で開催された全米最大の食品展であるナショナル・レストラン・ショー「NRA2026」でも肌で感じることができました。弊社のブースには連日、人手不足や人件費高騰といった課題に直面しながらも、「手軽さと美味しさを両立させたい」と試行錯誤される事業者の皆様が訪れ、かつてないほどの盛況となりました。

熟練の技術を持つ職人がいなくても、誰もが安定して高品質なメニューを提供できる仕組みづくりは、今や現地のフードビジネスにおいて欠かせない要素です。SIC社長の中村は、「現地の皆様の期待と責任の重さを、かつてないほど強く感じている」と日々の対話の中で語っています。

 

▲現地のお寿司の写真 


 ▲スズモ公式YouTubeでもおにぎり製造動画が大人気

 

 

2.新オフィスで強化される「体験」と安心のサポート体制

 皆様の熱い期待に応えるため、新しいオフィスでは、実際に機械を見て触っていただける「ショールーム」のレイアウトを全面的に刷新しました。 

 

 

「私たちの厨房に導入すると、どんな風に変わるのだろう?」「どれくらいのスペースがあれば置けるのだろう?」という疑問をその場で解消できるように、新しいショールームでは洗米~炊飯~シャリ切り~加工のトータル提案ができる導線で配置し、寿司だけでなく米飯食品を取り扱う全ての事業者様に参考にしていただけるゾーニングになっています。また、今後もより多くの製品をご覧いただけるように店舗に置けるサイズのマシンはだけでなく、工場やセントラルキッチン向けの大型のマシン専用スペースを新たに設け、今後の大型機需要にも対応できるようになりました。

 

 

さらに、今後いっそう拡大する市場ニーズに迅速なサービスを提供するため、「倉庫スペース」も2倍に大幅拡大いたしました。西海岸(カリフォルニア)と東海岸(ニュージャージー)の拠点が連携した体制により、スピーディな問い合わせ対応ができ、皆様の毎日の営業を足元からしっかり支えます。

 

▲部品や機器の安定供給を支える、拡大した倉庫スペース

 

また今後は、SIC公式Instagram(@suzumosushimachine)北米専用サイトを通じた情報発信にも力を入れてまいります。単なる製品紹介にとどまらず、現地での具体的な導入事例や運営のノウハウなど、皆様のビジネスを豊かにするヒントを積極的にお届けしていく予定です。

         

▲画像をクリックすると「酢飯の作り方コラム」に移動します

 


3.北米フードビジネスを支え、共に歩む“パートナー”として

わたしたちSUZUMOは、単に製品をお届けするメーカーではなく、現地のレストランや事業者が思い描くビジネスを共に叶える「パートナー」でありたいと願っています。

例えば、私たちはこれまで、多くの「海外進出」という大きな挑戦の瞬間にも立ち会わせていただきました。実際に、立地や地域特性、メニュー構成や競合状況などのお悩みが寄せられました

また、人件費が高い北米からは、機械化による人件費の低減や導入後のオペレーションの相談が多くよせられています

私たちが米飯加工機械の分野で長く歩みを進めてこられたのは、世界各地で果敢に挑戦を続けるお客様が、その都度私たちを頼り、育ててくださったからに他なりません。これまでに蓄積されたたくさんの経験と知恵は、すべてお客様を支えるためにあるものです。

新しくなったSICと共に、これからも皆様の頼れる伴走者として、北米の日本食ビジネスの未来をすぐ隣で応援し続けてまいります

 

 

ショールームでは、実際の製品をご覧いただくだけでなく、お客様が普段お使いの食材をお持ち込みいただいてのテストや、個別のデモンストレーションも承っております。どうぞお気軽にお問い合わせください。

ぜひ、新しくなったオフィスやショールームで皆様とお会いできることを、スタッフ一同、心より楽しみにしております! 

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。